搭乗予約証明書はがきの裏面

はじめに...
アフィリエイトのタイトルのようになってしまったが、報酬目的のために誘導しようとしている文面でないので安心を! ただ、成果は保証できないので悪しからず。

超電導リニアの体験乗車は常時実施している訳でなく、年3回実施し、開催日は平日で、1回の開催日数は8日程度となり、1日6便が午前中から夕方に掛けて運行される。
リニアの座席は、既存の新幹線と違い左右に2座席づつ並んでいる。この2座席を1区画とし、区画単位の申込となり最大2区画(4座席)まで申し込める。よって、1人で体験乗車を希望する方でも1区画の申込となり、また団体申込みはできない。なお、1便に対し75区画分確保されていて、また料金は1区画4,320円(税込み)となる。

応募数が定員をオーバーする場合は、先着順でなく抽選となる。これまでの実績から判断すれば、必ず定員を大幅にオーバーし、落選する可能性が高いのが実態である。
私が体験乗車をしてみようかと思い始めた頃、過去の倍率が気になりググってみたところ、「倍率125倍」の記事を目にして驚き、一気に申込む気がなくなった。しかし、「超電導リニア」のオフィシャルサイトの文面でないので、念のため「体験乗車応募お問合せデスク」(電話番号03-6880-3489)に確認したところ、「125倍と言うのは、体験乗車を始めた当初の倍率であり、回を重ねる毎に倍率が低下していき、現在は10倍程度に落ち着いて来ているように思える。」とのこと。

これを聞き申込む気になったが、それでも落選する確率が90%と非常に高いことから申込むに当たって戦略を練ることにした。
申込みに関しては、第3希望まで日時(日にちと便)を指定することができるが、私の場合、自分の都合や希望を一切無視し、皆が嫌がる傾向が高い日時を予想して、嫌がるベスト3を私の希望日時にした。
また、根拠がなく私の感覚的な判断であるが、3つの希望の中で特に第1希望に掛けることにした。と言うのも、どの日時の便に対する申込みであっても、当然第1希望者、第2希望者及び第3希望者がいる。現状の倍率が10倍だとすると、1つの便に対し第1希望者だけで定員オーバーしていると判断した。そうだとすると、当選者を選ぶ側の立場からすれば、第2,3希望より第1希望者を優先に選んでいる(極端な場合、第1希望者の中から抽選し、第2、3希望者は抽選対象外となっている)可能性が十分あると思ったからである(この推測を「体験乗車応募お問合せデスク」に確認してみたが、抽選のプロセスは知らされていいないので分からないとのこと)。

まず、体験乗車は平日実施されるが、平日の曜日で人気の高い曜日を考えてみた。
  • 月曜日や金曜日に休みを取れば連休になり魅力的なので、人気がありそう。
  • 個人商店は水曜日が定休日にしているところが多いようなので、人気がありそう。ちなみに、私が住んでいる石川県の場合はそうでもないが、不動産屋は水曜日を定休日にしているところが多いと言われている。

上記を踏まえ、人気が高いと思えない火曜日と木曜日を私の体験乗車希望の曜日にすることにした。

リニア見学センター」の休館日は祝日と重ならない限り月曜日であることから、確認はしていないものの、基本的には月曜日に体験乗車が開催されることはないと思われる。

次に、何時の便が人気が高いのか調べてみた。
オフィシャルサイトには、「昼前後の便が申込が集中する傾向にあり。」と記載され、また「体験乗車応募お問合せデスク」に問合せてみたところ「当日、遠方から来る人は1便は時間的に厳しいため、倍率が低くなる傾向がる。」と言っていたこともあり、私の希望の便は最初の1便と最終の6便から選ぶことにした。
なお、1便が狙い目と判断したものの、当初は日帰りの体験乗車を考えていたため、私は石川県に住んでいることから電車による日帰りが可能か不安になりダイヤを調べてみたところ、日帰りが不可能であることが分かり困ってしまった。しかし、逆に1便が狙い目だと確信を強めることにもなった。

以上から、私の第1希望を木曜日の1便にしたところ、第1希望で当選した。実際のところ私の戦略が、どの程度功を奏したかは分からないが、当選するまでに何度もチャレンジをする覚悟でいたにも関わらず、初めてのチャレンジで当選できたのだから、戦略効果が多少あったと思いたい。

参考までに、オフィシャルサイトには「週末や開催初日の申込みが集中する傾向あり。」とも記載されている。ただ、私の見方は少しひねくれているかもしれないが、オフィシャルサイトに記載されていれば逆に敬遠する人も少なくない筈である。そうは言っても週末は申込者が多くなるのは避けられないと思うが、その一方で開催初日に関しては、何年間も定期的に開催している体験乗車に於いて開催初日に乗車できることに魅力を感じる人は多いとは思えなく、オフィシャルサイトの記載による初日敬遠の影響を踏まえれば、(開催初日が週末でない前提であるが)むしろ初日の1便が狙い目じゃないのと思ってしまう。

その他、私が体験で得た有意義な情報として次のものがある。
  • オフィシャルサイトには、年間の開催スケージュールが公開されている訳ではなく、次回の開催が近付くと次回のスケージュールが公開されるので、過去の開催時期を踏まえながら見逃さないように定期的にチェックする必要がある。
  • 応募期間は、開催初日の1ヶ月程前に終了してしまうので、申込み時期を逃さないように注意が必要である。
  • 申込み手段として、電話とインターネット(オフィシャルサイト)の2つがある。インターネットから申込む場合はメールアドレスを入力する必要があり、運悪く落選したとしても、その後は次回の開催スケジュールが決定する度に入力したメールアドレス宛にスケジュールを知らせてくれるようになるので、インターネットによる申し込みを勧める。
  • 私は乗車時刻の関係上、1泊する必要があったので、最寄りの大月駅周辺あるいは、大月駅がある大月市で宿を見つけるつもりでいた。乗車日2週間前になり、宿泊施設を探し始めると施設数自体少なく、探し始めるのが遅すぎた。満室で断られた宿の人からインターネットに載っていない宿を紹介してもらったがそこも満室で大月市で探すのを諦め、隣の市で何とか予約が取れた。宿泊が必要な方は、当選したら即、宿の予約に動くべきである。