富士山(カチカチ山から撮影)

リニア体験乗車のために山梨県に行って来た。体験時間の都合上、どうしても一泊する必要があったこともあり、別途時間を取って富士山を見に河口湖にも寄って来た。
富士山の絶景ポイントは、ロープウェイで登るカチカチ山と河口湖の遊覧船がある。両方を利用するならセット券を購入すると割安料金となる。

薄れる記憶

今回で河口湖は2回目であり、最初は学生の時である。学生の時の体験は今振り返れば懐かしさに浸れる筈なのに、計画を立て準備して出かけた訳でなかったこともあり、当時の写真は1枚もなく、記憶も殆どなく、富士五胡を回ったから河口湖も寄った筈だ程度の記憶である。
この時は、授業に出席するために学校に着くと、仲が良い、あるクラブの部長から「今からレンタカーを借りて、クラブで富士五胡を行くから参加しないか?」と誘われ、当時自動車の免許を取り立てだったので運転したいこともあり、授業をすっぽかし急遽参加し、富士五湖を回り、江の島で日の出を見るため車中で一泊し(残念ながら朝は曇っていて日の出を見れず)、午前中に出席を取る授業があったので急いで学校に戻る弾丸ツアーであった。
観光地を回ることより運転に興味を持っていたので、当時は思い出となる写真がなくても何も気にならなかったが、今になって振り返ると、カメラを準備する時間もなかったものの(覚えていないが、クラブでカメラを用意していたかもしれないが、写真が1枚も手元にない)、写真が残っていれば懐かしく当時を思いだせるのにと残念である。時が経てば、これだけ記憶が薄れるものだとつくづく思う。

カチカチ山

カチカチ山ロープウェイ

カチカチ山ロープウェイ

ロープウェイで登る天上山(てんじょうやま)がカチカチ山※1である。私が行った時は平日であったが、ロープウェイを利用する人の長い行列ができ、多くは外国人であった。行列に付いてからゴンドラに乗るまでに30分以上待たされた。当然ゴンドラ(定員36名)内も身動きできない状態で景色を楽しめる状況でなかった。
ゴンドラは、200m強の高さ(起点の標高856mで、終点の標高1,074m)を3分で登る。

ロープウェイで登った先には、売店「たぬき茶屋」があり、当初は全く気づかなかったが、その建物の屋上は展望台になっていた。外国人が多いこともあり、多くは展望台の存在を気付いていない様で、数人程度の人しかいない状態だった。展望台からは、富士山だけでなく河口湖全体も一望でき絶景ポイントであった。
展望台からの富士山と河口湖

展望台からの富士山
展望台からの河口湖

小御嶽神社

小御嶽神社

展望台地点から10分程歩けば天上山山頂である小御嶽神社(「こみたけじんじゃ」:標高1,104m)があり、その途中にも富士山の絶景ポイントがあるので、余裕のある方は足を延ばすことを勧める。但し、神社の敷地は20坪しかなく、一般神社のイメージしかなかった私は拍子抜けした。

なお、道中に「小御嶽神社」と「三ツ峠」の分岐点があるので、看板の確認を怠らないように!
分岐点
小御嶽神社と三ツ峠の分岐点

更に、小御嶽神社から山梨100名山「三ツ峠」(標高:1,785m)へも行けるが、体力に自身のない私は諦めた。ゴンドラに乗る時に入手したパンフレットに記載されている概略地図上の長さで判断すると、展望台と小御嶽神社までの距離と同程度に見え10分程度で行けるのかと思ったが、丁寧にパンフレットを見ると小さな字で「所要時間片道3時間」と記載されていた。所要時間の記載に気が付かずに「三ツ峠」に向かっていたら、悲惨な目に会っていたのは明らかだ。遊覧船に乗る時間がなくなるどころか、根性で突き進んでいたら野宿になっていたかも。

展望台から撮影

カチカチ山とは、幼少の頃に誰もが聞く昔話の「カチカチ山」のことである。兎が悪事を働いた狸を成敗する話で、狸が背負った柴に、兎が火打ち石で「カチカチ」と火を付け、その音に気が付いた狸に対し「カチカチ山」だからカチカチ音がすると誤魔化す場面から来ている。
カチカチ山ロープウェイで登る天上山が、太宰治短編小説集「お伽草紙」(おとぎぞうし)の1編である「カチカチ山」の舞台と言われている。カチカチ山を遊歩道で下山すれば、中腹の央平(なかばだいら)には、太宰治の文学碑「惚れたが悪いか。」がある。

遊覧船

河口湖では、遊覧船「アンソレイユ号」が運航していて、南欧のレイクリゾートをイメージして造られている(全長19m、全幅4m、速度19km/h、定員120名)。1階の船内客室はテーブル、ソファーが設置されているが、雄大な富士山を眺めるなら2階のデッキスペースがお勧めである。
30分間隔で運行し、河口湖東側の桟橋から出発し、河口湖大橋の下をくぐり抜け、河口湖西側にある鵜の島近くでUターンするルートで、所要時間20分である。

カチカチ山ロープウェイの様な行列待ちでなかったものの、出発時刻頃になると人が集まり出し、船内は外国人で非常に混み自由に移動できるようなスペースはなかった。

遊覧船ルート
遊覧船のルート

桟橋の遊覧船
遊覧船「アンソレイユ号」

河口湖大橋
河口湖大橋

遊覧船からの富士山
遊覧船からの富士山

遊覧船から撮影

感想

今回の河口湖はリニア体験乗車のついでに寄った。当初の予定は、体験乗車の前日に河口湖を観光することにしていたが、山梨県に着くと小雨が降っていたので急遽スケジュール調整して観光を1日遅らせた結果、晴天に恵まれ雄大な富士山を満喫できた。遊覧船に乗る時に係員が「昨日は富士山が全く見れなかった。」と言っていたので、ハードなスケジュールになったものの1日遅らせたことが正解であった。観光では柔軟な対応を取れる様にしておくことが大事だ。

訪日外国人は年々急増していて、2011年は621万人であったが、2013年には1000万人を超え、2017年は2869万人までになっている。急増していることは、ニュースで耳にしているが、石川県小松市に住んでる私には、日常生活で外国人を目にすることが殆どなく実感がなかった。
今回、河口湖を観光してみると外国人、特にアジア系の人が多いのに驚き、私が出国日本人でないかと錯覚してしまった。昨年、テレビ番組の「Qさま」で「外国人が選ぶ!日本のベスト30」で富士山が1位なっていたのがうなづける。

学生の時に行った河口湖のアルバムは存在しないが、今回はブログの投稿でアルバムの1ページを作ることができ、数十年後には懐かしい思い出として残る筈だ。